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コスモスの花 7周年記念講演

午前中の美術教室を終え 一路 香取市へ

九十九里有料降りたら 片貝で 浮き輪抱えたお姉さん方と 遭遇。

もう夏だねえ


今日は月一でお世話になっている コスモスの花7周年記念講演でした。
最初のダンスとSちゃんのピアノには間に合わず 残念。。。。

旭中央病院の小児科医 前本先生のお話を伺うことが出来ました。

お年寄りの介護に関してはケアマネージャーなどの その方にあった
介護を考えてくれる方が組織されているが
こどもに対しては まだ制度が確立していないという お話がでました。

医療  福祉  教育  と 発達障碍との関わりの中で
中間にたち それぞれを結びつける役割の人 がいない。


コスモスの花にはお医者様から 障碍を持っていると診断を頂いたお子さんも通っています。

まだ、診断を受けていない、 保護者の方が悩んでおられる 状態の方も大勢おられます。

コスモスの花は 枠の広い施設であり また、悩んでいる保護者の方への 相談窓口、
すなわち 家族のケアも 考えていらっしゃる施設です。
所謂、ケアマネージャーの役割を担おうと 青山先生はなさっておられるのだと感じました。


障碍を持っていると 診断された 親御さんの気持ち。

多くの小児科では 診断をして 後のことは。。。知らぬ存ぜぬ。。。
領域が 福祉に移る。

その点に疑問を抱かれた前本先生はその後の連携を 福祉・教育に求めておられます。

良いつながりを求め 障碍を持ったお子さんはじめとして 家族がどう、向き合い
進んでいくのかを みんなで考える そういうときが来たのかも知れません。


障碍を持ったお子さんのご家族の 悩みの深きこと
兄弟姉妹も 様々悩みを持つでしょう。
障碍を持った兄弟姉妹ばかりご両親は 関わってと 仕方なしと理解していても
それを出さずに堪えている子もいるかも知れない。
ケアするひとを ケアする ことを より考えねばいけない時代になったのかも知れません。

個人主義を看板に掲げて いたわりが養われてない 一部の人たち
感謝の気持ちの前に 否定思考が 先に出る 自己中心的な 行動が出てしまう 一握りの人たち。

豊かさが与えた貧しい 心。

障害者に関わらず 誰もが生きにくい様になっているのかな とも

青山先生は戦前の福祉の考え方に 学ぶことが多いとのお話もされていました。
私たちは 思いやりの気持ちも 過去に置いてきてしまったのだなと考えます。


今、ケアが必要なこどもは平均的に 10人に1人 だそうです。

うちの子はそうではない で 終わらせて良いことなのか

今は ?はなくとも 高校生、大学生になって
アスペルガーと診断された子 
(70代で診断された方もおられるそう)
鬱、統合失調症など 精神病、精神障碍を患う子もいます。
(成人して 発病しても 親のしつけが原因と思われることも。。。)

自分のこどもはそうでなくとも
孫の代で 身内で ということも考えられるでしょう。
ましてや障碍を持つと言うことは 自分を含め
誰にでも起こりうることでしょう。
みなさんに 不安を与えるつもりではありません。

心の隅に留め置き 考えを深くすることではないでしょうか?

私自身、こたま=娘に 起こりうることと 常に思いながら
彼女を大切に育てています。



前本先生のお話の中で

重度の障碍を持ったお子さんの保護者のご苦労も相当なものであるが
アスペルガー、ADHDなどの 知的障碍、つまり 障碍を持っているかいないか傍目には
わかりにくいお子さんを持った 親御さんが
家族との関係 学校との関係等 のなかで 
障碍を持っていると認めるまでの 葛藤も 考慮すべきであるとの お話が 心に刺さりました。

教育・福祉関係の方達の中(これは 保護者同士の中でもではないかと。。。)で
時に 出てくる話として

こどもの障碍を認めない 親御さんを マイナスにとらえがちになることが多いとのこと。


障碍を認めたくない。それは当然のことである。
傍目にはわからないからこそ 治らない障碍であっても 心のどこかで 治るように思い願っており
障碍児 という 大きな壁を 認めることの 覚悟は いかばかりなものか
そう易々と 受け入れられるはずはないのである。
  
その葛藤の時間も 親御さん含めて 教育関係、福祉関係の方達は受け止めて下さい。
という お話を 前本先生からいただきました。

そう、結果が出るまでの 物語も 受け止めなければ
そう、思えている人 少ないのでは、、、、、

ここまで言える お医者様おられないなあ と 先生が こどもたちを愛し
医学の道を信じ 邁進されていることを 通じ 励みも頂きました。


他にも 重度の障碍を持った方が幼少より 40年少しづつ絵を描き続けた
お話など アートと 結びつく お話も頂け 有難い時間でした。

このブログを 目にして下さった
障碍を持ったお子さんの保護者の方にはわずかはかりですが 励ましを
教育関係、福祉関係の方には 明るい道筋へのヒントを
障碍を持っていない(現在のところ)お子さんの保護者の方へは
障害児、ご家族へのご理解を 深めて下されば これ幸いです。 



なぜ、絵描き(悲しいかな まだまだ自称)、田舎の小さな絵画教室を主宰している こまちだが 
教育だけでなく 福祉に関わることも 考えるのか

アートが 生みだす上でも 鑑賞する上でも  誰にでも 平等であり
作品が 生みだしたものは その人それぞれの 「生きる」を表すものである から。

そして、たまあーとの 看板には大きく 障碍をお持ちのお子さんをお待ちしている旨は記載せずとも
アートの力に可能性を信じ 門とをたたいて下さった 方達が多く通ってきて下さっている。 

たまあーとを 続けて いたからこそ 自然に いろいろな方が集まる 空間になり
私に学びを与え そして、また空間が広がっていくを 繰り返している。

それだけのこと ああ、皆さんに育てて貰っています。いつもありがとうございます。


今日は こまちだは 午後のこどものクラスをお休みさせていただき学ぶことが出来ました。
なっちゃん先生。米田先生のお陰です。いつもありがとうございます。

かえってきて 嬉しいお話が重なっていて ああ、幸福感が増えました。
本当にありがとうございます。

学び多き 日となりました。









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